看取り

2014-04-07

こんにちは

今月4日、西与賀紀水苑で最期を迎えられる方を看取らせていただきました。

最期は家族様、お孫さまに看取られながら眠るように息を引き取られました。

苑に入所は9か月前  病院で病気が発見され治療をされない、延命を希望されないとの考えで病院を退院され苑に入居されました。入居されてからは元気に過ごされ、毎週外泊をされていましたが、

3月に入り食事が入らなくなり、2週間前からはベット上での生活となられ、訪問介護を利用が始まりました。1週間前には肺炎を併発され絶飲絶食の状態に。状態は徐々に悪化し、酸素吸入、痰吸引が必要となられました。

残りの1週間、夜は長女様が泊まられ、昼間は長男お嫁様が一緒にお部屋で過ごされました。連日の泊まりこみで疲労感も募る中、長女様は「母との2人だけの時間を楽しむことにしたわ」と笑顔で話され、冷感の強い手足をマッサージしたり、話しかけたり・・・・と一緒に過ごされていました。たくさんの面会の方が来られた時には、その雰囲気がわかられるのか、開眼されたり、言葉かけに反応があったりされたようです。

最期の時を環境をそのままに、家族様、スタッフ、苑の看護師と供に御見送りができた事は素晴らしい看取りケアであったように思います。家族様からも、「病院に入るよりも苑での最期で本当によかった」「よくしてくださった・・・」との言葉をいただき、今後の看取りケアへの糧となりました。

苑で看取るということは家族様の協力とご理解が最も必要となります。また、Dr.との連携も重要ですが、スタッフの介護力と看取りへの理解も不可欠です。

最後に、私たちスタッフは、「どう 看取るのか・・・」「看取りとは・・・」と常に考えさせられますが、回を重ねるたびに、いろいろなことを経験し、学び、成長できているように思います。

 

 

 

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